就労継続支援B型事業所にホームページが必要な7つの理由

就労継続支援B型事業所でホームページを作ると聞くと「利用者を集めるため」と思う方も多いと思います。

確かにホームページは利用者獲得のためにとても役に立ちます。

しかし、その他にもホームページで出来ることはたくさんあります。

本記事では就労継続支援B型事業所にホームページが必要な7つの理由をわかりやすくご説明したいと思います。

就労継続支援B型事業所のホームページの役割とは

ホームページの役割は「知ってもらうこと」です。

何を知ってもらうのかと言いますと、あなたの事業所のアクセス方法や連絡先などの基本情報、事業所の理念や方針、作業内容、事業所の雰囲気など、あなたの事業所に関するさまざまなことを知ってもらうことです。

あなたの事業所のことは、利用希望者だけではなく、就職希望者や近隣の企業関係者などにも「知ってもらう」ことが大切です。

それが就労継続支援B型事業所のホームページの役割です。

具体的には以下のようなことを知ってもらうためにホームページを活用します。

  • 事業所の理念・方針:就労継続支援B型事業所のことを知ってもらうためには、事業所の理念や方針を知ってもらうことが大切です。利用者への支援に対する考え方や、どのような未来を目指しているのかが明確に示されていると、安心感と信頼感につながります。
  • 作業内容・活動内容:どんな作業内容や活動内容があるか、どんな人の能力や適性に合っているかを知ってもらうことも重要です。作業内容の詳細や写真、動画などを掲載し、具体的にイメージできるようにすると、利用希望者の関心を高められます。仕事を依頼する企業にとっても知りたい情報です。
  • 工賃・待遇:工賃水準や支給方法、昇給制度など、経済的な面も重要な判断材料となります。交通費支給の有無や、昼食提供の有無なども、利用希望者にとって気になる情報です。
  • アクセス・立地:自宅からの距離や交通の便、周辺環境なども、通いやすさを左右する重要な要素です。地図や写真、最寄り駅からの道のりなどを掲載し、分かりやすく説明すると親切です。
  • 支援員・スタッフ:支援員やスタッフの人数、資格、経験、専門性などを紹介することで、安心して利用できるという印象を与えられます。支援員の紹介文や写真などを掲載し、親しみやすさをアピールすることも効果的です。就職希望者にとっても知りたい情報です。
  • 雰囲気・環境:事業所内の写真や動画、利用者の声などを掲載することで、事業所の雰囲気や環境を具体的にイメージしやすくなります。明るく活気のある雰囲気や、清潔感のある環境が伝わると、利用希望者の安心感と好感度につながります。就職希望者の中に「こんな職場で働きたい」と思う人がいる可能性があります。。
  • 個別支援計画:個別支援計画の作成や見直しに関する情報があると、利用者一人ひとりに合わせた支援が受けられるという安心感につながります。具体的な支援内容や目標設定の方法などを説明することで、利用希望者の理解を深められます。
  • 相談体制:利用に関する相談窓口や相談方法などを明記することで、気軽に相談できるという安心感を与えられます。悩みや不安を抱えている利用希望者にとって、相談しやすい環境があることは大きな魅力となります。
  • 就労実績・スキルアップ事例:利用者の就労実績やスキルアップ事例などを紹介することで、事業所の信頼性や実績をアピールできます。具体的な成果を示すことで、利用希望者のモチベーション向上にもつながります。
  • イベント・地域交流活動:レクリエーションやイベント、地域交流活動などの情報があると、利用者同士の交流や地域とのつながりが持てるという期待感につながります。イベントの様子や写真などを掲載することで、楽しそうな雰囲気が伝わります。地元の企業関係者の好感度にもつながります。
  • 地域貢献活動の紹介:地域清掃活動、イベントへの参加、ボランティア活動などの情報を発信することで、地域への貢献意欲を示し、地域住民からの理解と共感を深めることができます。活動報告や写真、動画などを掲載することで、活動内容を具体的に伝え、地域への積極的な姿勢をアピールできます。

(※理念や作業内容などの事業所の情報のまとめ方は『自分の就労継続支援B型事業所の「強み」を整理する』で詳しくご説明していますので、是非ご参照ください。)

就労継続支援B型事業所にホームページが必要な7つの理由

ホームページの役割は「あなたの経営されている就労継続支援B型事業所のことを知ってもらうこと」であるとご説明しました。

何故、事業所のことを知ってもらうことができるホームページが必要なのでしょうか。

その理由をわかりやすくご説明したいと思います。

【理由1】利用者を集めるため

【理由1】利用者を集めるため

あなたの経営されている就労継続支援B型事業所のことを知ってもらうということは、あなたの事業所の認知度が高まるということです。

地域での認知度が高まることで、これまでB型事業所の存在を知らなかった方や、利用をためらっていた方が、あなたの事業所を知り、利用を検討する可能性が高まります。

あなたの事業所に関する情報は、複数の事業所のホームページを比較検討している利用希望者が、自分に最適な事業所を選ぶ判断材料になります。

各事業所の特色や強みを把握し、自分の希望やニーズに合った事業所を見つけやすくなります。

事業所の活動内容、雰囲気、利用者の様子などを詳しく知ることで、利用希望者が実際に通所する前に、利用に対する不安や疑問を解消できます。

【理由2】優秀な人材を採用するため

【理由2】優秀な人材を採用するため

あなたの経営されている就労継続支援B型事業所のことを知ってもらうと、あなたの事業所の活動内容や理念に共感する優秀な支援員やスタッフが集まりやすくなります。

あなたの事業所が地域への貢献活躍をしていることを知ってもらうことで、求職者の関心を高め、応募数を増やすことができます。

質の高い人材を確保することで、利用者への支援体制が強化され、サービスの質の向上が期待できます。

活動内容や理念に共感できて、地域から信頼されている事業所であれば、スタッフの帰属意識やモチベーション向上にもつながり、定着率の向上も期待できます。

【理由3】地域との連携強化するため

【理由3】地域との連携強化するため

企業関係者や団体職員にあなたの事業所のことを知ってもらうことで、企業や他の福祉サービス事業所など、地域との連携がしやすくなります。

業務委託の増加や、利用者の企業への就職支援など、事業所の運営が安定し、利用者の働く機会の拡大にもつながります。

地域の企業や団体との連携情報をホームページで発信することで、新たな連携の機会を創出し、地域貢献活動を活性化できます。

地域住民にあなたの事業所のことを知ってもらうことは、地域住民からの理解と協力にもつながります。

ボランティアの参加や、イベントへの協力など、地域とのつながりが深まり、事業所の運営が円滑になります。

地域の祭りやイベントへの参加情報を掲載することで、地域の企業や住民の方々にあなたの事業所が地域社会に貢献しているという認識が広まります。

また、地域住民へ地域の祭りやイベントの参加を呼びかけることで、地域との交流を促進できます。

【理由4】事業を安定・発展させるため

【理由4】事業を安定・発展させるため

理由1から3でご説明したように、あなたの経営されている就労継続支援B型事業所のことを知ってもらうことは、利用者の増加・人材確保の促進・地域との連携強化につながります。

利用者の増加・人材確保の促進・地域との連携強化は、事業の安定と発展につながります。

安定した経営基盤を築くことで、新たな事業展開やサービスの拡充など、さらなる発展を目指すことができます。

認知度が高まると、助成金や寄付金などの資金調達がしやすくなります。

地域からの支援を得ることで、事業の運営を支え、持続的な発展が可能になります。

また、地域での認知度向上は、広報効果にもつながります。

メディアに取り上げられたり、地域の情報誌に掲載されたりすることで、さらに多くの方にあなたの事業所を知ってもらうことができます。

【理由5】コミュニケーションをとるため

あなたの経営されている就労継続支援B型事業所のことを知ってもらった人からの質問などのコミュニケーションが発生します。

具体的には以下のようにすることで、さらに通所前の利用希望者とのコミュニケーションが期待できます。

  • お問い合わせフォームの設置:問い合わせフォームを設置することで、地域住民からの意見や要望、相談などを気軽に受け付けることができます。
    地域の声に耳を傾け、ニーズに応えることで、信頼関係を構築できます。
  • ブログ・SNSの活用:ブログやSNSとホームページを連携させて、日々の活動や出来事、利用者の声などを発信することで、地域住民とのコミュニケーションを活性化できます。コメント機能やシェア機能を活用することで、双方向のコミュニケーションを促進し、地域とのつながりを深めることができます。
  • オンラインイベントの開催:オンラインセミナーやワークショップなどを開催し、地域住民への情報提供やスキルアップの機会を提供することで、地域貢献活動をさらに充実させることができます。オンラインイベントを通じて、新たな出会いや交流を創出し、地域ネットワークを拡大できます。
  • 見学・体験の促進:ホームページ上で事業所の魅力を効果的にアピールすることで、見学や体験の申し込みを増やすことができます。実際に事業所を見てもらうことで、利用希望者の安心感と信頼感を高め、利用促進につなげることができます。

(※見学会に関しましては『利用者を集めるための「見学会」を分かりやすくご説明します』で詳しくご説明していますので、是非ご参照ください。)

【理由6】利用者のミスマッチを防止するため

【理由6】利用者のミスマッチを防止するため

利用希望者が事前に作業内容や工賃などの事業所の情報を知ってもらい、十分に理解した上で通所することで、「ここは、自分の希望やニーズに合った事業所ではなかった」と後悔するようなミスマッチを防ぐことができます。

具体的には、事業所の基本情報の他にも以下のような情報を詳しくホームページに掲載するのがよいでしょう。

  • 利用者の目標: どのような目標を持った利用者を支援しているのかを明確にしましょう。
  • 強み・特徴: 他の事業所との違いや強みを明確に伝え、利用希望者が自分に合った事業所かどうかを判断できるようにしましょう。
  • 雰囲気: ホームページのデザインや写真、動画などを活用して、事業所の雰囲気を伝え、利用希望者が親しみを感じられるようにしましょう。

情報を正確に丁寧に掲載することで、利用者と事業所の双方が、より良い関係を築くことができます。

【理由7】業務を効率化するため

【理由7】業務を効率化するため

あなたの経営されている就労継続支援B型事業所のことを知ってもらうと、質問や依頼などが来るようになります。

よくある質問や依頼内容をホームページに掲載することで、個々に対応する業務を効率化することができます。

問い合わせ対応の効率化

問い合わせの多い内容をFAQ形式で掲載することで、個別の問い合わせ対応を減らし、職員の負担を軽減できます。

ホームページでよくある質問とその回答を知ってもらうことで、利用希望者は、電話やメールで質問する手間が省けて、いつでも気軽に情報を得ることができ、利便性が向上します。

書類のダウンロード

各種申請書やパンフレットなどをホームページからダウンロードできるようにすることで、印刷や郵送の手間を省き、ペーパーレス化を促進できます。

利用者や関係者が必要な書類をいつでも入手できるようにし、利便性を向上させます。

お知らせの一元管理

イベント情報や休業日のお知らせなどをホームページで一元管理することで、個別の連絡や掲示物の作成・更新の手間を削減できます。
最新情報をタイムリーに発信し、利用者や関係者への周知を徹底できます。

採用業務

求人情報をホームページで常時公開することで、求職者へのアプローチを強化し、採用活動にかかる時間やコストを削減できます。

応募者からの問い合わせにホームページ上で対応することで、選考プロセスの効率化を図れます。

まとめ

まとめ

本記事では就労継続支援B型事業所にホームページが必要な7つの理由を説明させていただきました。。

現代社会において、インターネットは情報収集の主要な手段となっています。

ホームページを活用することで、より多くの潜在的な利用者に情報を届け、事業所の魅力を伝え、利用促進につなげることが期待できます。

就労継続支援B型事業所においても、ホームページは情報発信、利用者獲得、地域連携、利用者の社会参加促進など、様々なメリットをもたらす重要なツールであり、その必要性はますます高まっています。

是非、ホームページ開設を検討してみてください。

また既にホームページをお持ちの事業所は、今のホームページをさらに活用できるように掲載内容を工夫してみてください。

    就労継続支援B型事業所など障害福祉施設のホームページの新規制作、リニューアル、保守管理などでお悩みの方は、お電話またはこちらのフォームからお気軽にお問い合わせ下さい。

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